本日は、決断を促す「あなた次第です。」という表現の違いを見ていきましょう。
相手に決断を委ねる場合や、相手を諭したい場合、などいろいろな場面がありますね。
学習していきましょう。
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up to you と depends on you の違いについて
up to you
「あなた次第」「本人次第」「あなたの責任」といったニュアンスです。
例:It’s up to you to decide whether or not to study for your future.(将来のことを考えて勉強するかどうかはあなた次第です。)
例:I recommend you visit this tourist spot, but it’s up to you.(この観光地に行くのがお勧めですが、(行くかどうかは)あなた次第です。)
depends on you
「あなた次第」「あなた次第で状況や結果が変わってくる」といったニュアンス。
例:Your future depends on you.(あなたの将来は、あなた次第で変わってくるのよ。)
例:Whether or not I go to NY depends on you.(僕がNYに行くかどうかは君次第だ。)
up to you と depends on you の違いのポイント
例えば、会話で何かを選んでいる時などは、
◎(It’s)up to you. の場合:
その選択にはあまり関連がない、あるいは関連があるとしても特に相手が何を選んでも差し支えがない、その件は100%あなたにお任せ、という感じです。
◎(It)depends on you. の場合:
あなたが何を選ぶか次第で状況が変わってきますよ。自分の状況も関わってくる感じがあります。
決断を下す前に考えなければいけないことが1つあるいは複数あります。
※ depend は非常に便利な単語です。
例:A:Are you going to join the event?(イベントに参加しますか?)
B:That depends.((参加するかどうかは)場合によります。(状況次第だよ。))
※ 答えに幅を持たせることができます。
※ It depends on the weather.(天候次第だね。)
It depends on when it is.(開催時期にもよるね。)
It depends on how I’m feeling that day.(その日の気分次第だね。)などの具体的な返答も可能です。
※ depends on 〜 … 〜 次第で状況や結果が変わってくるということです。
up to you. の類似表現
- It’s your call. …「あなたが決断することです。」
※ あなたに決定権がある、というニュアンス。
例:It’s your call which job candidate we choose.(どの求職者を選ぶかはあなたが決めることです。)
- It’s your decision. … 「あなたが決めることです。」
例:It’s your decision whether you go to college or not.(大学に行くかどうかは自分で決めることだ。)
- You can decide. …「決めていいよ。」
※ 直接的な言い方です。
例:You can decide which one to buy.(どちらを買うかは決めていいよ。)
まとめ
根本的に違いがあるのがわかりましたでしょうか。
あなたが決めていいよ、という時に、Depends on you. を使うと、「ん?」と思いそうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。