「fill in」「fill out」「write in」など ☆“記入する” 表現の違いについて

違い

今回は、「記入する」という動詞について学習しましょう。
  
特に、fill in / fill out は、名前・住所・チェック欄などを記入するときに使われる表現で、書類・申込書・アンケート・テスト用紙などで頻出です。
  
また、「用紙にご記入ください。」は、Please fill out the form. なのか Please fill in the form. なのか迷ったことはありませんか?
  
その疑問を解消するために、「fill in」「fill out」「write in」「enter」「complete」といった「記入する」の英語表現を、ニュアンス別に整理して見ていきましょう。
  

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「fill in / fill out」「write in」「enter」の違い

fill in

「(フォーム・書類の)空欄に必要事項を記入する」
  
空欄(blank)を埋めることに焦点があります。
  
※ 名前・住所・番号など、部分的に書き込むイメージ。
※「どこに」「何を書くか」がはっきりしている場面に使います。
  
※ 後ろに来やすい語
 ・ blank(空欄)
 ・ name / address / number など
 ・ form / sheet(文脈によって)
  
  
  
例:Please fill in the blank.(空欄を埋めてください。)
  
  
例:Please fill in your name on the answer sheet.(解答用紙に名前を記入してください。)
  
  
  

fill out

「(フォーム・書類全体を)記入して完成させる」
  
用紙・書類を一式きちんと仕上げることに焦点があります。
  
※ フォーム全体に必要事項を書く。
※ 記入 → 提出までを含むイメージ。
  

※ 後ろに来やすい語
 ・ form / application / answer sheet / document など
  (= 用紙・書類そのもの)
  

例:Please fill out this form.(この用紙に記入してください。)
  
  
例:Please fill out the answer sheet.(解答用紙に記入してください。)

 ※ Please fill in the answer sheet. でも意味は通じます。
 ※ このページでは「用紙全体を完成させる」という観点で fill out を主に紹介しています。
   
 ※ なお、アメリカ英語では fill out、イギリス英語では fill in がよく使われます。


※ 会話では fill (out) と out を省略することもあります。
※ フォーマルな文書では fill out が無難です。 
  
  
  

write in

「(指定された欄に)書き込む」
  
※ すでにある用紙・欄に書き加えるイメージ。
※ 動作としての「書く」にやや焦点がある表現です。
  
  
例:Please write in your email address.(メールアドレスをご記入ください。)
  ※ 空欄があることを暗に含みます。
  
  
例:You can write in your answer here.(ここに答えを書き込めます。)
  
  
  
※ write in は、選択肢にない名前や内容を書き込む場合にも使われます。
 (特に選挙で、候補者リストにない人物名を書くとき)
 例:I wrote in a candidate.(候補者名を書き込みました。)
  
   
  

いろいろな「記入する」

  • enter …「(コンピュータやシステムに)入力する」「(画面上で)記入する」
      
    ※ デジタル画面・システム上のフォームに、必要事項を「記入(入力)」する際に使われます。
    ※ オンライン申込・ログイン画面などで用いられる、ややフォーマルな表現です。
      
      
    例:Please enter your username and password to log in.(ユーザー名とパスワードを入力してログインしてください。)
      
      
    ※ enter の類似表現については、「“入力する” 表現の違いについて」もご参考ください。
      
      
      
  • complete …「(記入を)完了する」
      
    ※ 意味的には fill out とほぼ同じですが、complete の方がよりフォーマルで丁寧な印象を与えます。
    ※ 公式文書・ビジネス文書などでよく使われます。
      
      
    例:Please complete this form.(この用紙に記入してください。)
     
      
      

まとめ

日本語の「記入する」は英語では fill in / fill out が基本ですが、

  • 空欄を埋める → fill in
  • 用紙全体を仕上げる → fill out
  • 欄に書き込む → write in
  • デジタル入力 → enter
  • 記入を完了する → complete

のように、紙かデジタルか/部分か全体か/動作か完了か、によって表現を使い分けるのがポイントです。
  
  
Fill out with confidence.
自信をもって記入しよう。 
  

  
  
  

おまけ

check / check off の違い

  • check …「(該当するものに)チェックを入れる」
      
    ※ チェック欄・選択肢に印を付けるときに使います。
    ※ アンケートや申込書などで最も一般的な表現です。
      
      
    例:Please check the appropriate box.(該当する欄にチェックを入れてください。)
      
      
    例:Please check all that apply.(当てはまるものすべてにチェックを入れてください。)
      
      
      
  • check off …「(確認して)チェックを入れる」「済ませる」
      
    ※ 確認・完了のニュアンスを含む。
    ※ フォームよりも、リスト・作業項目でよく使われます。
      
      
    例:I checked off all the required items.(必要な項目はすべて確認してチェック済みにしました。) 
      
      
    例:Please check off each item on the list.(リストの各項目を確認してチェックしてください。)

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