今回は、「入力する」を表す英語表現について学習しましょう。
コンピュータの進化によって、手書きで文字を書く場面はずいぶん減りましたね。
紙の資源や作業時間の節約という意味では、便利になったと言えるでしょう。
その一方で、「入力する」場面はますます増えています。
英語では、「入力する」と言っても、何に・どのように入力するかによって使う動詞が変わります。
今回は、「enter」「type」「input」「key in / key」「fill in / fill out」のそれぞれのニュアンスを見ていきましょう。

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「enter」「type」「input」の違い
enter
「(フォーム・システムなどに)入力する」
※ フォーム・システムなどに情報を入力する行為全体を表します。
※ ID・パスワード・数値・個人情報などの登録・入力完了の意味合いです。
例:Anna entered her information and clicked submit.(アンナは、情報を入力して送信しました。)
例:Please enter your username and password to log in.(ユーザー名とパスワードを入力してログインしてください。)
type / type in
「(キーボードで)入力する」「打つ」
※ キーボード操作そのものに焦点。
※ 行為を説明する感じで、enterより動作が具体的です。
※ type in は少し口語的で、「打ち込む」感じ。
例:Please type your password.(パスワードを入力してください。)
※ キーボードで打つ動作に焦点
※ enter は「入力して確定・反映」、type は「打つ動作」に焦点。
例:She typed in the address while checking the note. (彼女はメモを確認しながら住所を打ち込みました。)
input
「入力する」
※ IT・システム・マニュアル寄り。
※ やや技術的・硬めの表現で、日常会話では少なめです。
※ 名詞 input(入力)としてもよく使われます。
例:Input the data into the system.(そのデータをシステムに入力してください。)
例:This field requires user input.(この欄にはユーザー入力が必要です。)
いろいろな「入力する」
- key in / key …「(キーを)打ち込む」
※ キーボードのキー(key)を押す動作に焦点がある表現
※ 文章よりも、数字・コード・暗証番号などを打ち込む場面で使われます
(口語的・少し古めですが、今も使われます。)
※ key in の方が一般的(key は短縮形)
例:Please key in your PIN.(暗証番号を入力してください。)
※ PIN = Personal Identification Number
- fill in / fill out …「(フォームに)記入する/入力する」
※ 紙・オンラインどちらにも使われます。
※ 書く手段より、フォームを完成させることに焦点
例:Please fill out the online form.(オンラインフォームに入力してください。)
※ fill in / fill out の詳しい違いについては、“記入する” 表現の違いについて もご参照ください。
まとめ
日本語の「入力する」は、英語では状況によって使い分けが必要です。
enter / input → コンピュータやシステムに情報を入力する(enter:登録・反映させる/input:技術寄り)
type / type in → キーボードで文字を打つ動作に焦点(type in はやや口語的)
key in / key → キーを打ち込むイメージ(口語的・やや古め)
fill in / fill out → フォームを記入・完成させる
場面を意識して使い分けると、より自然な英語になります。
ちなみに、入力時のタイプミスは typo(typographical error)って言います。
We have to be careful not to make typos.
タイプミスしないように気を付けないといけませんね。^^



