今回は、「書く」という動詞について学習しましょう。
英語で「書く」と言えば write が真っ先に思い浮かびますが、
実際には 「何を書くのか」「どうやって書くのか」「目的は何か」 によって、使う動詞が自然に分かれます。
日本語の「書く」はとても便利で、
「文章を書く」「描く」「記入する」「入力する」「メモする」など、多くの意味を1語でカバーしています。
「write」「draw」「type」「write down」「fill in / fill out」「compose」「draft」「handwrite」など、英語で「書く」に関連する表現を整理していきましょう。
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「write」「draw」「type」の違い
write
「(言葉・文章)を書く」
※ 文章・メール・手紙・記事などを書く。
※ 手書き・PC・スマホ、どれでも使える万能表現です。
※ 過去形:wrote/過去分詞形:written
例:I’ll write back soon.(すぐ返事を書くね。)
例:She writes articles for a magazine.(彼女は、雑誌の記事を書いています。)
draw
「(絵・図などを)描く」
※ 絵・イラスト・図・地図・線などを描くときに使います。
※ write が文字や文章を書くことを表すのに対し、draw は絵や図、線などを描くことを表します。
※ 過去形:drew/過去分詞形:drawn
例:You’re very good at drawing.(絵を描くのがとても上手ですね。)
※ drawing は「絵を描くこと」という意味を含むため、この文だけで自然です。
※ 具体的に言いたい場合は、animals / portraits / maps などを続けます。
例:Can you draw a simple diagram?(簡単な図を描いてもらえますか?)
type
「(キーボードで)打つ」「入力する」
※ キーボードなどを使って文字を打ち込むことに焦点を当てた表現です。
※ 内容よりも、「文字を打つ」という入力方法を表します。
例:I typed the report last night.(昨夜、レポートをパソコンで入力しました。)
※ 内容を言いたい場合は write が自然です。
※ type の類似表現については、“入力する” 表現の違いについて もご参考ください。
いろいろな「書く」
write down
「書き留める」「忘れないように書く」
※ メモ・一時的な記録 → 詳細は “メモする” 表現の違いについて をご覧ください。
例:Write down the address, just in case.(念のため住所を書いておいて。)
fill in / fill out
「(フォーム・書類に)記入する」
例:Please fill in your name here.(ここに名前を記入してください。)
※ fill in / fill out の使い分けや詳細については、“記入する” 表現の違いについて もご参考ください。
compose
「文章などを組み立てて作る」「作成する」
※ 文章・手紙・スピーチなどを、内容や構成を考えながら作る場合に使われます。
※ write よりフォーマルな響きがあります。
※ 音楽を「作曲する」という意味でも使われます。
例:She composed a formal email.(彼女はフォーマルなメールを作成しました。)
※ 日常的に「メールを書く」という場合は、通常 write an email が自然です。
draft
「下書きを書く」「たたき台を作る」
※ 完成前の文章
※ 修正前提の段階を表します。
例:I drafted the proposal.(企画書の下書きを作った。)
handwrite / write ~ by hand
「手書きする」
※ handwrite は「手書きする」という動詞ですが、日常では write ~ by hand もよく使われます。
例:We rarely write anything by hand anymore.(最近は手書きで何かを書くことはほとんどありません。)
write in a diary / keep a diary
「日記を書く」「日記をつける」
※ write in a diary は、日記に何かを書き込むという「書く行為」に焦点があります。
※ keep a diary は、習慣として「日記をつける」ことを表します。
例:I write in my diary before bed.(寝る前に日記を書きます。)
例:I’ve kept a diary for five years.(5年間、日記をつけています。)
まとめ
日本語では幅広い場面で「書く」と言えますが、英語では、何を書くのか(文章・絵・書類)、どんな目的か、どんな方法か、どの段階かによって、write 以外の動詞が自然な場合もあります。
簡単なメモに compose を使うと大げさに聞こえる、パソコンで書いていても内容を伝えたいなら write が自然、絵や図なら draw、入力方法なら type といったように、「書いた状況」をそのまま動詞に反映させます。
迷ったときは、write を軸に、「これは文章? 絵? 方法? メモ? 正式? 途中?」と一度考えてみてください。
How you write matters as much as what you write.
「何を書くか」だけでなく、「どう書くか」も大切。
おまけ
◆ 自然な会話フレーズ
- Let me write that down.(それ、書いておくね。)
- Can you draw it for me?(絵で描いてくれる?)
- I’m still drafting it.(まだ下書き中なんだ。)
- I just need to fill out one form.(書類を1枚書くだけだよ。)


