本日は、「希望する」「願う」「祈る」などの英単語について見ていきましょう。
日頃、みなさんは、「こうなったらいいなぁ。」とか「こうだったらいいのに。」と思うことはありませんか?
そう思うのは外国の方も同じです。
この表現で使う hope、wish は、日常でよく出てくる単語ですので、この機会にぜひマスターしましょう!
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「hope」「wish」「pray」 の違いと使い方
hope
「〜であればいいなぁと思う」「〜を望む、期待する」「希望」など
用法1
※現実的な希望や望み、現在や将来に対してこうなったらいいなと期待して願うこと。
※基本、時制はそのまま使いますが、hope の後の名詞節では内容が未来のことであっても現在形がよく使われます。(未来形で使っても問題ないです。)
例:I hope you get well soon.(早く(病気やケガなどが)良くなるといいですね。)
※ I hope you’ll get well soon. でも OK。(will が付くと長く病気などを患ってる方に言うニュアンスがあります。)
例:Here’s a present for you. I hope you like it.(これはあなたへのプレゼントです。気に入ってもらえるといいけど。)
用法2
hope for … 「〜を望む、期待する」
例:Let’s hope for the best!(最善の結果を期待しましょう。)
wish
「〜であったらいいのになぁと思う」「〜を望む、願う」「望み、願望」
用法1
※現実的でない願望、現実に反することを願い、実現が難しい/不可能・過去の出来事の変更が不可能と分かっていることを残念に思うこと。
※ wish の後の名詞節の時制は、現在のことは過去形に、過去のことは過去完了形にします(仮定法)。
例:I wish I were a little younger.(もう少し自分が若ければいいのになぁ。)
※事実は、あまり若くない。
※ wish の後の名詞節で主語が I の場合は、文法的には仮定法で were を使います。話し言葉では was になりやすいです。
例:I wish I hadn’t eaten these snacks.(このスナック菓子を食べなければよかったなぁ。)
※事実は、お菓子を食べてしまった。
用法2
wish + 人 + 名詞 で、「(起こってほしいこと)を願う」※相手の幸運を願う。
例:We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year.(あなたにとって良いクリスマスとお正月でありますように。)
例:I wish you and your family all the best.(あなたとご家族のご多幸を願っています。)
用法3
If you wish … 「お望みであれば」
例:If you wish to make a reservation, please contact us.(ご予約をご要望であれば、ご連絡ください。)※フォーマルです。
用法4
wish for … 「〜を望む、願う」
例:I wished for the health and happiness of my family at the shrine.(私は神社で家族の健康と幸せを願いました。)
※この文の wish は make a wish に置き換えられます。「願い事をする」では、make a wish はよく使われます。
pray
「(神様や仏さまに)〜を祈る」
例:I prayed for a good year.(良い年になるようにお祈りしました。)
例:He prays twice a day.(彼は1日に2回お祈りをします。)
その他の類似英単語
- want … 「〜がほしい、を望む」欲求や、want to 「〜したい」希望・願望 など
例:I want the opportunity to go to Europe.(ヨーロッパに行く機会を希望します。)
- desire … 「〜を強く願う」「願望」「欲望」
例:He desires to go into space.(彼は、宇宙へ行くことを切望しています。)
まとめ
主な用法をお伝えしましたが、使えそうでしょうか。?
I hope〜、I wish〜で言える考えごとはたくさんあるので、すぐにでも練習できますね。^^
ちなみに、「〜でありますように」とお願いのフレーズは、I hope〜 など以外に、May+文 でも表現できます。祈る印象です。
May you be very happy. (あなたが幸せでありますように。)※ be 動詞は原型 be を使います。