英語学習をしていると、「〜できた」と言いたいときに、
「could」と「was/were able to」のどちらを使えばいいのか迷ったことはありませんか?
例えば、「試験に受かることができました」と言いたい時にはどちらを使いますか?
どちらも日本語では「できた」と訳されますが、英語では使える場面が異なります。
そこで今回は、「could」と「was / were able to」の違いと使い方のポイントを整理してみましょう。

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could と was/were able to の違いについて
could
could は can の過去形で、基本的には「(その時)できる能力・可能性があった」という意味を表します。
※ 能力・状況として「可能だった」ことに焦点
※ 実際にやったかどうかまでは強く言わない
※ 状況説明・背景説明でよく使われる
例:I could read English when I was in high school.(高校生のとき、英語を読むことができました。)
※「能力として可能だった」という意味で、その都度実行したかどうかは問題ではありません。
例:Once the fog cleared, I could see the mountains.(霧が晴れて、山が見えるようになりました。)
※ 霧が晴れて「見える状態になった」ことを表しています。
※ 状況の変化に焦点があり、一度きりの「見えた!」という達成感よりも、「見える条件が整った」ことを伝えています。
★ could が使える過去の状況
could は、継続的な能力や、当時の一般的な状況・習慣的な可能性を表す場合、過去のことでも自然に使えます。
〈継続的な能力〉
When I was young, I could run fast.(若い頃は、足が速かった。)
〈当時の一般的な状況〉
In those days, you could park anywhere.(当時は、どこにでも駐車できました。)
was/were able to
was / were able to は、「(困難や条件があった中で)実際にやり遂げた」という結果重視の表現です。
※ 行動の結果「成功した」ことを強調
※ 一回きりの出来事・具体的な達成に向く
※ 努力・工夫・トラブル解決のニュアンスが出やすい
例:I was able to finish the report before the deadline.(締め切り前にレポートを仕上げることができました。)
※「ちゃんとやり切った」「間に合った」という達成感があります。
could と was/were able to の違いのポイント
- 焦点の違い
could → 可能性・能力
was / were able to → 実際の成功・結果
※ could は「できる状態だった」、was / were able to は「実際にやって、できた」
- 切迫感・達成感
could は比較的ニュートラル
was / were able to は「よかった!本当にできた!」という達成感が出やすい。
- 作りがちだが、実際にはほとんど使われない例
❌ I could fix the problem yesterday.
→ 文法的には可能。一度きりの過去の問題解決としては不自然。
→「直せる可能性があった」と聞こえ、実際に直したかどうかが分からない。
⭕ 自然な表現:I was able to fix the problem yesterday.
→ 実際に問題を解決できた、という結果がはっきり伝わります。
- 試験に受かった場合
❌ I could pass the exam.
→ 文法的には可能だが、一度きりの試験結果としては不自然。「受かる力・可能性はあった」と聞こえ、実際に合格したかどうかが曖昧になる。
⭕ I was able to pass the exam.
→ 努力の末、本当に合格したニュアンス
※ 試験・面接・締め切り・トラブル解決など、「一度きりの結果」を言いたいときは was / were able to を使うのが安心です。
- 依頼・条件文での could
ちなみに could は、過去形でも丁寧な依頼・控えめな表現にも使われます。
例:Could you help me with this?(これを手伝ってもらえますか?)
※ この場合は「過去」ではなく、やわらかさ・丁寧さを表しています。

一口コラム 🌱
疑問文・否定文における could と able to のニュアンス
〈疑問文〉
※ 結果として「できたかどうか」を尋ねたい場合、could よりも was / were able to が自然になることがあります。
例:Were you able to call her?(彼女に電話、つながった?)
→ 実際につながったかどうかを確認
〈否定文〉
※ 否定文では、could と was / were able to で「できなかった理由の感じ方」が変わります。
例:I couldn’t call her.
→ 何か事情があって電話できなかった(理由は曖昧)
例:I wasn’t able to call her.
→ 何度かかけたが、結果的につながらなかったニュアンス
例:I was unable to callher.
→ 状況的に通話が不可能だった、やや硬い表現
※ 実際の会話では、否定文では couldn’t が圧倒的に自然で一般的です。
- couldn’t
→ 日常会話で最もよく使われる
→ 理由を細かく説明しない「結果だけ」の否定
- wasn’t able to
→ 文法的に正しいが、やや硬め
→ 「努力したが、結果的にできなかった」ことを強調したいときに効果的
- was unable to
→ フォーマル・書き言葉寄り
→ 状況的に不可能だったことを客観的に述べる表現
※ 普段は couldn’t、「頑張ったけどダメだった」を伝えたいときだけ wasn’t able to と覚えておくと安心です。
まとめ
could
- 能力・可能性に焦点
- 実行したかどうかは重要でない
- 背景説明・一般的な話に向く
was / were able to
- 一度きりの成功体験にぴったり
- 実際にできた「結果」を重視
- 困難を乗り越えたニュアンス
「できたかもしれない」という場合は could を、「ちゃんとできた!」 という場合は、 was / were able to を使うのが判断のコツです。
迷ったら、「結果を伝えたい?」と自分に聞いてみましょう。
Could shows what was possible.
Was able to shows what actually happened.
could は可能だったことを示す。
was able to は実際に起きたことを語る。

おまけ
日常会話では could / couldn’t はかなりラフに使われます。
でも、達成したことや、頑張って乗り越えたことを話すときは、無意識に was / were able to を選ぶことが多いです。
was able to が出てきたら、話し手の中に「よかった…!」がある合図。
- I was able to finish it.(ちゃんと終わったよ。)
- Were you able to check the file?(ファイル確認できましたか?)
- I’m glad I was able to help.(手伝えてよかった。)
ちなみに、「よかった…!」よりもさらに、「なんとか…!」「ギリギリだった…!」という気持ちを強く出したいときは、managed to を使うこともあります。
- I managed to finish it on time.(なんとかギリギリ間に合った。)
※ was able to が「できたという事実」なら、managed to は「苦労の末にできた」というニュアンスです。


