help には、基本的な「助ける」という意味以外で、知識がないとうまく訳せないものもあります。
日常でもよく使われますので、ここでは、help の基本の意味と使い方 + 覚えておくべき意味と使い方について解説していきます。
※本ページは、プロモーションが含まれています。
help の基本的な意味
help は、「助ける」「手伝う」「役に立つ」という意味で、後ろに目的語が付く他動詞や目的語が付かない自動詞として使います。また、「助け」「支援」など名詞としても使われます。
help の使い方
help(を助ける)の場合は「人」を目的語にとります。
- help 人 (人)を助ける
- help 人 with 事柄(仕事など) (人)が〜する手伝いをする
※(人)は省略可
例:I helped my mother with the dishes.(私は母が皿洗いするのを手伝った。)
※ with を使う場合は、wash がなくても皿洗いするの意味になります。
- help 人 (to) do (人)が〜するのを手助けする、(人)が〜するのに役立つ
※(人)は省略可
例:I helped her (to) clear the table. (私は彼女が後片付けするのを手伝った。)
例:This “Help” button will help you solve your PC problems.(このヘルプボタンは、PCの問題を解決するのに役立ちます。)
※ to-不定詞の to は、カジュアルな口語表現ではほとんど省略されています。特に〈米〉ではほぼ to は入っていないようです。
※(人)が省略される時には、help と動詞になり、動詞が続くため注意が必要。
※ help out(助ける)の句動詞が使われる時には、“help 人 (to) do” の用法は用いません。
help よく使う意味と使い方 その1
help には「(料理などを)取ってあげる、給仕する」という意味もあります。
help oneself (to 食べ物など) (食べ物など を)自由に取る はよく使われる表現です。
例:(Please) help yourself.(ご自由にお召し上がりください。)
例:Please help yourself to whatever you like. (好きなものをなんでも自由に取って食べてください。)
例:Please help yourself to a drink.(ご自由にお飲み物をお飲みください。)
help よく使う意味と使い方 その2
- help にはまた、「避ける」や「抑える」という意味もあります。この場合は、can や can’t と一緒に使われます。
例:I can’t help it. (=It can’t be helped.) (仕方がない。どうしようもない。)
例:I couldn’t help myself and bought another new watch.(私は我慢できずにまた新しい腕時計を買ってしまいました。)
- この意味で、もう一つよく使うものをご紹介します。
cannot help doing ≒ cannot help but (to) do …せずにはいられない、つい…してしまう
※ここで使われる but は前置詞のbut(を除いて)です。
例:I can’t help smiling when I see him.
I can’t help but smile when I see him.
(私は彼を見ると微笑まずにはいられない。彼を見るとつい笑顔になってしまう。)
まとめ
help も基本的な意味を覚えておくだけでは解釈できないものもありますね。
基本的な「助ける、手伝う」以外に、「給仕する」「避ける」の意味もあるということです。
例文を覚えて、使いこなせるようになりましょう。^^
I hope you found this content helpful !
このコンテンツがお役に立ちますように!