kill は「〜をころす」という意味がよく知られていますが、
実はこの「命を奪う」という強いイメージを比喩的に使った表現が、日常英会話ではとても頻繁に登場します。
今回は、ネイティブがよく使う kill の便利な使い方をまとめて見ていきましょう。

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「kill」基本的な意味
kill は基本的に「ころす」という意味の動詞で、名詞や自動詞として使われることもありますが、目的語を伴う他動詞として使われることが最も多いです。
例:When chemicals spilled into the river, they killed the fish.(化学物質が川に流出し、魚をころした。→魚が死んでしまった。)
例:To kill two birds with one stone.(ことわざ)(一個の石で二羽の鳥をころす。→1つの行動で、2つの目的を達成する。一石二鳥。)
「kill」よく使う表現
- kill time …「時間をつぶす」
※「特に目的もなく時間を過ごす」というニュアンス。
例:I have an hour to kill before my flight.(フライトまで1時間ある。)
例:Let’s kill some time browsing the shops.(お店を見て時間をつぶそう。)
- be killing me …「ひどく痛い」「ひどく不快である」
※「死ぬほど〜だ」という感覚から強い痛み、痛み以外にも、不快感・精神的な苦痛を表すときにも使われます。
※ 日常で本当によく使われます。
※ 同じ “killing me” でも、声のトーンや文脈で意味が変わります。
深刻なトーン → 本当に辛い
笑いながら → 面白すぎる、楽しすぎる
例:My feet are killing me after walking all day.(一日中歩いて足が痛い。)
例:The heat is killing me.(この暑さ、耐えられない。)
例:These electricity prices are killing us.(電気代が高すぎて本当に参っている。)
例:This suspense is killing me!(このサスペンス、もう待ちきれない!)
例:That joke is killing me!(そのジョーク、面白すぎる!)
- kill for〜 …「〜のためなら何でもする」「ほしくてたまらない」
例:A million girls would kill for that job.(何百万人もの若い女性が、その仕事を心から欲しがるだろう。)
※ would は仮定法で、「現実には数えきれないほど多くの人が憧れている」というニュアンスです。
この表現は、映画『プラダを着た悪魔』の中でも何度も使われています。
例:I’d kill for a cup of coffee right now.(今コーヒーが飲みたくてたまらない。)
- Would it kill you to〜? …「~してもいいんじゃない?」「~してもバチは当たらないでしょ?」「~したって死なないでしょ?」
※ この形は、軽い皮肉・不満・催促を表す定番表現です。
※ 直訳すると強いですが、実際の意味はかなりソフトです。
例:Would it kill you to help me with the dishes?(お皿洗い手伝ってくれてもいいんじゃない?)
例:Would it kill you to say “Sorry” ?(「ごめん」と言うのって、そんなに大変?)
例:It wouldn’t kill you to say “Sorry”.(「ごめん」と言っても、どうってことないでしょ。)
- dressed to kill …「人目を引くように着飾って」
※「とても印象的」という意味でも使われます。
例:She was dressed to kill at the party.(彼女は、パーティーで目を引く服装をしていた。)
「kill」よく使う表現 その他
- You kill me!(ウケる!/面白すぎる!)
- You’re killing me!(ウケる!/もう勘弁して!)
※ 状況・文脈によって意味が大きく変わります。
- You killed it!(やったね!最高だった!)= Great job! / Well done!
- You’re killing it!(今、絶好調だね!)
※ カジュアルな場面での褒め言葉です。
※ フォーマルな場面では “excellent work” や “outstanding performance”の方が適切。
- This medicine killed the pain.(この薬が痛みを鎮めた。)
- He killed that big pizza.(彼はその大きなピザを平らげた。)
- He killed the mood with his rude behavior.(彼は失礼な振る舞いで、その場の雰囲気を壊した。)
※ killed the mood/vibe(雰囲気を壊した)
まとめ
kill は基本的な意味だけでなく、このように比喩的・感情的・カジュアルな表現として非常によく使われます。
ネイティブの会話や映画・ドラマでは頻出なので、意味を「ころす」だけで覚えていると混乱しがちですが、「強い影響を与える」というイメージで捉えると理解しやすくなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
実際の会話やリスニングで kill の使われ方に注目してみてくださいね!✨


