kill は、「〜をあやめる」という意味ですが、この意味を比喩的に利用し、とても便利に日常で大変よく使われているんです。見ていきましょう。
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「kill」基本的な意味
「kill」は、「ころす」という意味で、自動詞や名詞としても使われますが、目的語を伴った他動詞で使われることが多いです。
例:When chemicals spilled into the river, it killed the fish.(化学物質が川に流出し、魚をころした。→魚が死んでしまった。)
例:To kill two birds with one stone.〈ことわざ〉(一個の石で二羽の鳥をころすこと。→1つの行動で、2つの目的を達成する。一石二鳥。)
「kill」よく使う表現 その1
「kill time」で「時間をつぶす」という意味になります。
例:I killed time at the coffee shop.(私は、喫茶店で時間をつぶしました。)
「kill」よく使う表現 その2
「ひどく(死ぬほど)痛い」「ひどく不快(苦痛)である」という意味でよく使います。
例:My head is killing me. It’s pounding.(頭が死ぬほど痛い。ズキズキします。)
例:The bad smell is killing me.(その悪臭は、ひどく不快だ。)
例:These electricity prices are killing us.(電気料金が高くて本当に参る。)
「kill」よく使う表現 その3
「kill for〜」「〜のためなら何でもする」「がほしくてたまらない」という意味になります。
例:A million girls would kill for that job. 引用:映画『プラダを着た悪魔』
(何百万人もの若い女性がその仕事のためなら何でもするだろう※would(仮定法) →何百万人もの若い女性が憧れる仕事だ。)
「kill」よく使う表現 その4
「Would it kill you to〜」で「〜してもよいのではないか」※ would(仮定法)
例:Would it kill you to say “Sorry” ?(「ごめん」と言うことはあなたの命を取るとでもいうのか →「ごめん」と言うことが死ぬほど大変なこと(辛いこと)なのか? →「ごめん」と言ってもよいのではないですか?)
例:It wouldn’t kill you to say “Sorry”.(「ごめん」と言っても命まで取られないよ。(「ごめん」と言うべきだ。))
「kill」よく使う表現 その他
You kill me! や Are you killing me? (死ぬほどおかしい!ウケる!※相手のジョークなどで笑いが止まらない時など笑いながら。)
※You’re killing me. は、言い方によって(苦痛である(その2の意味)→いいかげんにして)という意味にもなります。
You killed it! (やったね!すごく良かった!)=Great job! =Well done!
You’re killing it! (最高だ!すばらしい!)=You’re doing really well!
This medicine killed the pain.(この薬が痛みを鎮めました。)
He killed that big pizza.(彼は大きなピザを平らげました。)
Tom killed the party with his rude manner. (トムは失礼な態度でパーティを台無しにしてしまった。)
まとめ
などなどいかがですか?
ほんとにたくさんありますね。
このように kill は基本的な意味以外でも比喩的に、特にカジュアルな場面で多く使われています。
そうそう、余談ですが、例文にある A million girls would kill for the job.(何百万人もの若い女性が憧れる仕事だ。)という言葉は、映画『プラダを着た悪魔』の中で数回も使われているんですよ。^^