今回は、realize の動詞の使い方を勉強しましょう。
イギリス英語では、スペルは realise です。
日常生活で意外とよく使われる単語です。
見ていきましょう!
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realize の意味と使い方
realize は、目的語を必要とする他動詞として使います。
- 「〜に気付く」「〜を悟る」
※(知らなかったことを)分かるようになる、気付いて認識する、というニュアンス
例:Jenny’s friends helped her when she was feeling down. She realized the kindness of her friends and the importance of having friends.(ジェニーは、落ち込んでいる時に友達に助けられました。彼女は友人たちの優しさと友人を持つ大切さに気付きました。)
例:I didn’t realize how lucky I was until I saw the situation.(その状況を目の当たりにするまで、自分がどれだけ幸運だったのか分かっていませんでした。)
◎ 99%以上が上記(気付く、分かる、認識する)の意味で使われます。
◎以下の意味では、他の単語を使う方が一般的で、文章やフォーマルな場面などで使われることもあります。伝わらないことも多いため、知識程度にしておく方が無難です。
- 「(夢や願望、可能性)を実現する」「(懸念など)が現実となる」
例:Our team realized the strategic sales goal.(私たちのチームは戦略的な販売目標を実現しました(達成した)。)
※ achieve を使う方が一般的です。
例:Everything I had hoped for was realized.(望んでいたことが全て実現しました。)
=My hopes were all realized. =Everything I hoped for has been realized.
※ come true を使う方が一般的です。
- 「(アイデアなど)を形にする」「(構想など)を現実にする」
例:The architect struggled to realize his ideas.(その建築デザイナーは、アイデアを形にするために奮闘しました。)
- 「(価格で)売れる」「(資産など)を換金する」
※持っている資産などが … の価格で売れる、というニュアンスです。
※辞書には載っていますが、ほぼ使われません。ネイティブでも分からない可能性大。
※ be sold が一般的に使われます。
例:The villa in Karuizawa realized 50 million yen.(軽井沢の別荘は5000万円で売れました。)
realize の派生語など
- realization … 「認識」 (「実現」「売却」)
※ realize が名詞化されたものです。
※ほぼ、認識という意味で使われます。
例:I came to the realization that freedom is important to me.(私は、自由が自分にとって重要であることに気付きました。)
- realizable … 「実現可能な」 (「換金可能な」)
例:I think the concept is realizable, but it would be quite difficult.(その構想は実現可能だと思うが、かなり難しいでしょう。)
※実現可能な、という訳では、一般的に feasible がよく使われます。
まとめ
日常で意外と使われていますが、気付く、分かる、認識する、という意味で使われることがほとんどです。他の意味では、自分で使うことを控え、誰かが使った時にこういう意味もあったかな、という程度でいいかな、と思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。