「injure」「wound」「hurt」 など ☆“ケガをする” 表現の違いについて

違い

本日は、「ケガをする」「負傷する」「傷つく」などの表現を学んでいきましょう。

ケガをする → 痛い、となりますね。「痛い」の英単語の違いについてはこちらをご覧ください。 →☆“痛い” 表現の違いについて


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「injure」「wound」「hurt」 の違いと使い方

injure

〜を傷つける

※injure は他動詞のため、主体が主語で「ケガをする」「傷つく」という場合には受動態にします。injure oneself でも ok です。
※名詞は、injury 、複数形は injuries 。形容詞は、injured。
負傷者は、the injured や injured person などです。
※主に身体や健康が傷つく場合に使われます。(ときに感情や名声、自尊心が傷つく場合にも使われます。)
※スポーツや交通事故などで偶発的に危害が生じた場合に使われる単語です。
※ injure は、hurt よりもフォーマルでニュースなどに使われる傾向にあります。
  

例:The typhoon passed and fortunately no one was injured.(台風は過ぎ去り、幸いにも誰もケガをしなかった。)

例:He was slightly injured in the accident.(彼はその事故で軽傷を負いました。)
  

hurt

「(体の一部が)痛む」「〜を傷つける」「〜に損害を与える」「傷」「ケガして」など

※「〜を傷つける」の意味の場合は他動詞となり、主体が主語で「ケガをする」「傷つく」という場合には受動態にします。
※過去形、過去分詞形ともに hurt 。
身体的に傷つく場合にも精神的に傷つく場合にも使われます。
※痛みや苦痛を伴うケガや傷を意味し、日常的に使われます。
  

例:Tom got hurt when he fell down the stairs.(トムは階段から落ちてケガをしました。)

例:You hurt me.(あなたは私を傷つけた。→(ひどい。。)傷つきました。)
  

wound

〜を傷つける

※wound も他動詞のため、主体が主語で「負傷する」「傷つく」という場合には受動態にします。
※名詞でも使えます。「外傷」「傷口」。(ときに「心の傷」で使うこともあります。)
形容詞は wounded。(戦争などでの)負傷者は、the wounded など。
※発音は、ウンド or ウーンド。(ワウンドではありません。)
※戦争や争いなどで意図的に危害が生じる場合に使われる単語です。
銃器や刃物などの武器で故意に傷つけられ負傷するといったニュアンスになります。
  

例:Hundreds of people were wounded in the battle.(その戦闘で数百人もの人が負傷しました。)

例:Don’t rub salt in her wounds.(彼女の気持ちをさらに傷つけるな。)
 ※ rub salt in wounds 傷口に塩を擦り込む →事態を悪化させる意味で使います。
  

いろいろな「傷つける」

  • damage … 「(評判や名誉)を傷つける」「(人や物に)ダメージ(損傷)を与える」「ダメージ」
      
    例:This scandal damaged the actor’s reputation.(このスキャンダルは、その俳優の評判を傷つけた。)
      
      
  • harm … 「〜に害を及ぼす、に危害を与える」「損傷」
      
    例:We must not harm the animals of this island.(この島の動物たちを傷つけてはいけません。)
      

まとめ

いかがでしたでしょうか。

特に injure と wound は、傷つく場面で使い分けができるということですね。
世界が平和になって、wound を使う機会もなくなるといいですね。^^
  

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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