「lose」「be defeated」「be beaten」など ☆“負ける” 表現の違いについて

違い

今回は、「負ける」を表す英語表現について学んでいきます。
  
「負ける」といっても、試合に負ける、相手に敗れる、惜しくも及ばなかった、あるいは途中であきらめる―
英語では、負け方や状況によって使う表現が変わります。
  
「lose」「be defeated」「be beaten」「give up」「admit defeat」「come up short」などを使った表現があります。
それぞれの表現を見ていきましょう。


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「lose」「be defeated」「be beaten」の違いと使い方

lose

「(試合・勝負などに)負ける」
  
※ 結果として負けたことに焦点
※ win の反対で、最も基本的な表現です。
※ 目的語は game / match / competition など。
  
※ ❌ I was lose. とは言いません。lose は動詞なので、be 動詞とは一緒に使いません。

  
例:I lost the game.(その試合に負けました。)
 ※ 過去形、過去分詞形:lost 
  
  
例:Joe lost at rock-paper-scissors.(ジョーは、じゃんけんで負けました。)
 ※ lose at + ゲーム・競技名(会話でよく使われます。)
   
  

lose to ~ 

「(人・チーム)に負ける」
  
※ 相手を明示したいときに使う。
※ beat の反対の考え方
  
  
例:I lost to my friends.(友達に負けました。)
  
  
例:He lost to everyone at rock-paper-scissors.(彼は、じゃんけんでみんなに負けました。)
  
  

be defeated

「(公式に・決定的に)敗れる」
  
※ defeat の受け身
※ フォーマル、書き言葉寄り
ニュース・記事・公式結果でよく使われます。

  
例:The team was defeated in the final.(そのチームは決勝で敗れました。)
  
  

be beaten

※ beat の受け身
※ 会話でよく使われる、ややカジュアルな表現。
※ 相手との直接対決が強調され、「打ち負かされた」「やられた」というニュアンスが出やすい。
  
  
例:We were beaten by a stronger team.(より強いチームにやられました/負けました。)
  
  



  
  

いろいろな「負ける」

結果として負ける

  • lose a game / match / competition

相手に負ける

  • lose to a person / team
  • be beaten by ~

公式・決定的に敗れる

  • be defeated
      
      
「負けを認める・あきらめる」表現
  • give up … 「あきらめる」「降参する」
      
    ※ 勝敗そのものより、途中で続けるのをやめるニュアンス。
      
      
    例:He gave up halfway through the race.(彼は、レースの途中であきらめました。)
      
      
      
  • admit defeat … 「敗北を認める」
      
    ※ 自分の負けを正式に認める表現。
    ※ フォーマルで、主に競争や論争の文脈で使われます。
      
      
    例:He finally admitted defeat.(彼はついに敗北を認めました。)
      
      
惜しくも負ける
  • come up short / fall short …「あと一歩及ばない」
      
    ※ 実力はあったが、結果に届かなかったことを表します。
    ※ ネガティブすぎず、惜敗のニュアンス。
      
    例:We came up short in the final.(決勝で惜しくも及びませんでした。)
      
    ※ come up short は口語的、fall short はやや書き言葉寄り。
      
      
      

一口コラム 🌱

勝負の世界では、ときに「負けるが勝ち」という考え方もありますよね。
  
英語でも、こんな表現があります。
Sometimes you have to lose to win.(勝つためには、負けなければならないこともあります。)
  
一度引くこと、学ぶこと、受け入れることが、結果的に勝利、前進につながる―
そんな場面も、人生には少なくありません。
  
  
   

まとめ

英語では「負ける」も、何に負けたのか、どう負けたのか、によって表現が変わります。

  • lose / lose to:試合・結果・相手に負ける
  • be beaten / be defeated:相手に敗れる(後者はより公式)
  • give up:途中であきらめる
  • admit defeat:敗北を認める
  • come up short:惜しくも及ばない

状況に合った表現を選ぶことで、「負けた」気持ちも、より自然に伝えられるようになります。
  
「勝つ」表現の詳しい解説はこちら → “勝つ” 表現の違いについて
  
  
Sometimes losing is part of winning.
負けもまた、次の勝利につながる一歩です。
  



  
  
  

おまけ

「負けた」の自然な言い方

  • We lost.(負けた。)
      
  • I lost the game.(試合に負けた。)
      
  • I lost to him.(彼に負けた。)
      
  • We were beaten.(やられた/負けた。)

        

点差・スコアを表す英語

  • by one point / by two points
      
    例:We lost the game by one point.(1点差で負けました。)
      
      
  • by a score of ~ to ~
      
    例:The team was defeated by a score of four to two.(4対2で敗れました。)
      
    ※ The team lost 4–2.(4対2で負けました。)は、より口語的・簡潔。
     (スコアは 4-2 / 4 to 2 と書き、four to two と読みます。
     2–0 は two to zero / two nothing(主に米) / two nil(主に英)。)
      
      
      

「負ける」に近いが、少し違う表現

  • can’t beat / couldn’t beat …「〜にはかなわない/敵わなかった」
      
    ※ 勝敗というより、実力差を認める表現
    ※ 試合以外の場面でもよく使われます。
      
      
    例:I can’t beat her at math.(数学では彼女にはかなわない。)
      
      
  • give in (to ~) …「(圧力・粘り強さなどに)負ける」「屈する」
      
    ※ 勝負ではなく、気持ちや意志の問題
    ※「根負けした」というニュアンス。
      
      
    例:He gave in to the salesperson’s persistence.(彼は営業マンの粘り強さに根負けしました。)
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