今回は、「我慢する」の表現について学んでいきます。
「be patient」「endure」「stand」「put up with」「bear」「tolerate」「hold」「do without」「make do with」などがありますね。
どんな場面で使うのか見ていきましょう。
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「be patient」「endure」「stand」 の違いと使い方
be patient
patient は、「我慢する」「忍耐強く待つ」「我慢強い」という意味の形容詞です。
例:I have to be patient until the next bus comes.(次のバスが来るまで我慢しなくちゃ。)
※反意語としては、impatient(せっかちな)
例:I am impatient.(私は我慢できない(せっかちで待てない)性格です。)
endure
(通常長い間、苦難や試練、痛みなどを)「我慢する」「耐え抜く」
※少し堅い感じがします。
例:I have to endure years of training to become a great self-defense officer.(優れた自衛官になるためには、何年もの訓練を我慢しなければなりません。)
stand、put up with
「我慢する」「耐える」
※カジュアルに使える単語です。
※一般的な「我慢する」の表現で、比較的小さな我慢の場合も多いです。
※ stand は否定文で、put up with は肯定文で多く使われる傾向にあります。
例:I can’t stand the way you call me.(その呼び方には我慢できません。)
例:I’ve put up with pressure at work.(仕事でのプレッシャーに我慢してきました。)
いろいろな「我慢する」
- bear … 「我慢する」「辛抱する」
※文語的な単語です。
※他の人に我慢してください、と依頼する際にも使われます。
例:Please bear with it as this is the only room available.(この部屋しか空いていませんので、我慢してください。)
- tolerate … (対処できるくらいの嫌なこと、好ましくない状況を黙って)「我慢する」
例:I have to tolerate this situation for a while.(しばらくはこの状況を我慢しなければ。)
- hold … いろいろな意味がある中で「耐える」「持ち堪える」という意味もあります。
※トイレを我慢する時などにも使います。
例:I can’t hold it much longer.((重いものを)もう持ってられない、(トイレを)我慢できない。)
例:I’ll hold it in until I get to the hotel.(ホテルに着くまで(トイレを)我慢します。)
- do(go) without … 「〜なしで済ませる」
make do with … 「〜で済ませる」
例:I couldn’t afford to the food, so I went without lunch.(食事をする余裕がなかったので、昼食を我慢した。)
例:I couldn’t afford to the food, so I made do with candy.(食べ物を買う余裕がなかったため、キャンディで我慢した。)
- the last straw … 我慢の限界
例:This(That) is the last straw. (もう我慢の限界です。)
※ I can’t stand it any longer. とほぼ同義。再びあってはならないことに堪忍袋の緒が切れる時の決まり文句です。
例:How do you know this isn’t my last straw? (これが我慢の限界でないってどうやって分かるの?)
まとめ
大まかに言うと、日常で多く使うのは、stand や put up with、辛抱強く我慢して待つ場合は、be patient、長い間の苦難などを耐え抜く場合は endure、それ以外にも記載した通り、文脈によっていろいろな単語が使えます。
I can’t take it. や I can’t help myself.(help は抑える、という意味もあります。)、I can’t resist. なども我慢できない、と訳せる場合も多いので臨機応変に会話しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。