便利なフレーズ☆「I’d rather not say.」言わないでおきます。

慣用表現

今回は、「言わないでおきます」というフレーズを学んでいきましょう。
  
「何歳ですか?」「どうして別れたの?」「いくら稼いでいるの?」など、できれば答えたくない質問をされることがありますよね。
  
そんなとき、I don’t want to tell you. と言えば意味は伝わりますが、かなり直接的に聞こえることがあります。
  
そこで使える表現のひとつが I’d rather not say. です。
I’d rather not say. の意味や使い方、I’d rather not. を使った表現、さらに答えたくない質問をやんわりかわす関連表現について、例文とともに見ていきましょう。  
   

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I’d rather not say. の意味と使い方

「言わないでおきます」「ちょっと答えたくないです」
  
I’d rather not say. は、質問されたことについて、答えないことを選びたいという気持ちを伝える表現です。
  
I don’t want to say.(言いたくありません) よりも、「できれば言わないでおきたい」という控えめな言い方になります。
  
I’dI would の短縮形です。
would rather + 動詞の原形 で、「むしろ~したい」「どちらかといえば~する方がよい」という意味になります。
※ 否定形は would rather not + 動詞の原形 となります。
  
  
  
例:A:How much do you make a year?(年収はいくらですか?)
  B:I’d rather not say.(それは言わないでおきます。)
  
  
例:A:Why did you quit your last job?(どうして前の仕事を辞めたの?)
  B:I’d rather not say. It’s kind of personal.(それは言わないでおくよ。ちょっと個人的なことだから。)
   
  
  
💡 I’d rather not say. は失礼?
  
I’d rather not say. は、答えたくないことを控えめに伝えられる表現ですが、相手の質問をはっきり断る表現でもあります。
  
そのため、言い方や状況によっては少し距離を感じさせることもあります。
  
より柔らかく伝えたい場合は、
  
I’d rather not say, if you don’t mind.(差し支えなければ、それは言わないでおきたいです。)
  
のような表現を使ったり、理由を添えたりすることで、より柔らかく伝えることができます。
  
  
  

「I’d rather not ~」を使ったいろいろな表現

I’d rather not + 動詞の原形 で、「できれば~しないでおきたい」という気持ちを表すことができます。
  
何をしたくないのかが分かっている場合は、I’d rather not. だけでも使えます。
  
I’d rather not. → できれば遠慮しておきたい。
I’d rather not answer that. → それには答えないでおきたい。
I’d rather not talk about it. → そのことについては話さないでおきたい。
I’d rather not get into that.→ その話には立ち入りたくない。  
I’d rather not go there.→ そこには行かないでおきたい。/その話には触れたくない。
  
I’d rather not go there. は、実際の場所だけでなく、文脈によって「その話題には触れたくない」という意味でも使われます。
  
  
  

答えたくないときに使える関連表現

  • I’d rather keep that to myself. …「それは自分の胸にしまっておきたいです」
      
    keep ~ to oneself は、「~を人に話さず、自分だけに留めておく」という意味です。
      
      
      
  • I’d prefer not to say. …「言わないでおきたいです」「回答は控えたいです」
      
    I’d rather not say. とよく似ていますが、丁寧で、ややフォーマルな場面でも使いやすい表現です。
      
    例:I’d prefer not to say how much it cost.(いくらしたのかは言わないでおきたいです。)
      
      
      
  • I’m not at liberty to say. …「お答えすることはできません」
      
    自分が言いたくないのではなく、機密事項や職務上の制約などによって、自由に話せる立場ではないことを表します。
      
    例:I’m afraid I’m not at liberty to say.(申し訳ありませんが、それについてはお答えできません。)
      
      
     
  • 💡 I’d rather you didn’t ~ になると?
      
      
    I’d rather not ~ は、「自分が~しないでおきたい」という表現です。
      
    一方、I’d rather you didn’t ~ は、「あなたには~しないでほしい」という意味になります。
      
        
    例:I’d rather not go. (私は行かないでおきたい。)
      
    例:I’d rather you didn’t go. (あなたには行かないでほしい。)
      
    would rather + 人 + 過去形 で、その人に「~してほしい/してほしくない」という現在・未来についての希望を表すことができます。
      
      
      

一口コラム 🌱

「見ざる🙈・言わざる🙊・聞かざる🙉」は英語で?
  
  
トップ写真のような「三猿」は、日光東照宮の彫刻でも有名です。
日光東照宮では「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿が知られています。
  
英語では、
  
See no evil, hear no evil, speak no evil.(悪を見ない、聞かない、言わない)
  
という表現がよく使われます。
  
英語では 「見る → 聞く → 言う」 の順番になるので、三猿の実際の並びとは順番が異なります。
  
  
ちなみに、今回の I’d rather not say. は「悪いことを言わない」という意味ではなく、質問されたことについて「自分は答えないでおきたい」と伝える表現です。
  
同じ「言わない」でも、意味はずいぶん違いますね。
  
  
  

まとめ

I’d rather not say. → 言わないでおきたい
I’d rather not. → できればしないでおきたい
I’d rather not + 動詞の原形 → できれば~しないでおきたい
I’d rather keep that to myself. → 自分の胸にしまっておきたい
I’d prefer not to say. → 言わないでおきたい・回答を控えたい
I’m not at liberty to say. → 立場や事情によって話すことができない
I’d rather you didn’t ~. → あなたには~しないでほしい
  
I’d rather not say. は、答えたくない質問に対して、自分の意思を控えめに伝えられる表現です。
  
また、I’d rather not + 動詞の原形 と覚えておくと、場面に合わせてさまざまな表現に応用できます。
  
  
Some things are better left unsaid. 🙊
言わないでおいた方がいいこともあります。
  

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