「move」「touch」「impress」など ☆“感動する” 表現の違いについて

類義表現

皆さんは、どのような時に感動しますか?
素晴らしい景色を見た時、涙が込み上げてくるような映画を見た時、誰かの優しさに触れた時、などでしょうか。
  
英語では、どのような感動なのかによって使う表現が変わります。
今回は、日常で使える「感動する」の英語表現を見ていきましょう。
    
日常にある感動表現を見ていきましょう。
「move」「touch」「impress」「inspire」などのほか、“心に響く”を表す「strike a chord」「hit home」などの表現があります。
  

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「move」「touch」「impress」の違いと使い方

move

「感動させる」「心を動かす」
  
胸を打たれて、心を大きく動かされるような感動。
※ 映画・スピーチ・物語などに、深く感動した時によく使われます。
  
※ 人が主語の場合、「(人)が感動する」は be動詞+moved の形で表します。
※ moving は「感動的な」「心を動かす」という意味の形容詞として使われます。
  
※ moving / moved など、感情を表す -ing形と-ed形の違いについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
感情を表す『-ing形』『-ed形』☆違いとポイント
  
 
   
例:I was very moved by his speech.(私は、彼のスピーチにとても心を動かされました。)
  
  
例:The last scene of the movie was so moving that I cried.(映画の最後のシーンがとても感動的で、泣いてしまいました。)
 ※ movie は、地域によって film とも言います。(英国など)
 
  
  

touch

「感動させる」「心に触れる」
  
※ 優しさや思いやり、愛情などに触れて、じんわりと心を動かされるような感動。
※ 誰かの心遣いや温かい言葉などに感動した時によく使われます。
  
※ 人が主語の場合、「(人)が感動する」は be動詞+touched の形で表します。
※ touching は「心を打つ」「感動的な」という意味の形容詞として使われます。

  
例:I was touched by my children’s message on Mother’s Day.(母の日に子供たちがくれたメッセージに感動しました。)
  
  
例:I was touched looking through our old photos. We’ve been through so much.(昔の写真を見てたら感動しちゃった。いろいろあったね。)
   
  
  

impress

「感心させる」「強い印象を与える」
  
※ 技術・能力・景色・建物などを見て、「すごい!」と感心するような感動。
※ 胸がいっぱいになるような感動というより、素晴らしさに強い印象を受けるニュアンスです。

※ 人が主語の場合、「(人)が感心する・感銘を受ける」は be動詞+impressed の形で表します。
※ impressive は「印象的な」「素晴らしい」という意味の形容詞としてよく使われます。
  
  
例:What a great performance. I’m very impressed.(なんて素晴らしい演奏なんだ。とても感心したよ。)
  
  
例:I was so impressed when I saw the Eiffel Tower in person.(エッフェル塔を実際に見た時は、その素晴らしさにとても感動しました。)
 ※ The Eiffel Tower was so impressive when I saw it in person. とも言えます。
  
  
  

いろいろな「感動する」

inspire

「感動させる」「刺激を与える」
  
人の行動や生き方などに心を動かされて、「自分もやってみよう」と刺激を受けたり、意欲が湧いたりするニュアンス。
※ 単に感動するだけでなく、その感動が次の行動につながるような場合によく使われます。

  
例:Her story inspired me to study English again.(彼女の話に刺激を受けて、もう一度英語を勉強しようと思いました。)
  
  
  

「心に響く」を表す英語表現

strike a chord

「心に響く」「共感を呼ぶ」
   
※ 言葉や考え、音楽などが、自分の気持ちや経験と重なって「わかる」「心に響く」と感じるニュアンス。
※ 共感して心に響くイメージです。
  
※ strike – struck – struck
  

例:What my friend said really struck a chord with me.(友人の言ったことが、本当に心に響きました。)
  
  
  

hit home

「心に強く響く」「身にしみる」
   
※ 言葉や事実などを、自分に関係のあることとして強く実感するニュアンス。
※ 自分事として強く心に響くイメージです。
※ 感動だけでなく、耳の痛いことや深刻な事実などが「身にしみる」という場合にも使われます。
  
※ hit – hit – hit
  
  
例:Her message about following your dreams really hit home for me.(夢を追いかけることについての彼女の言葉が、本当に心に響きました。)
   
  
  

まとめ

同じ「感動する」でも、どのように心が動いたのかによって使う表現が変わります。
  
move:胸を打たれて、心を大きく動かされる
touch:優しさや愛情などが、じんわり心に触れる
impress:「すごい!」と感心し、強い印象を受ける
inspire:心を動かされて、刺激や意欲をもらう
strike a chord:自分の気持ちや経験と重なり、共感して心に響く
hit home:自分事として強く心に響く・身にしみる
  
たとえば、素晴らしい映画に胸を打たれたら moved、誰かの優しさにじんとしたら touched、見事な技術を見て「すごい!」と思ったら impressed
  
日本語ではどれも「感動した」と言えますが、何が、どんなふうに心を動かしたのかを考えると、英語表現を選びやすくなります。
  
  
Let’s experience more beauty and be deeply moved!
もっと美しいものに触れて、たくさん感動しましょう!
  
  
世界には、まだ見たことのない景色や、心を動かされる体験がたくさんありますね。✨



  

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