「hurry」「rush」「haste」など ☆“急ぐ” 表現の違いについて

類義表現

今回は、「急ぐ」を表す英語表現について学んでいきます。
  
英語では状況や話し手の気持ちによって、「急ぐ」に使われる動詞や表現が変わります。
  
代表的なものには、「hurry」「rush」「haste」「hustle」「dash」などがあります。
それぞれ、どんな場面で使うのか見ていきましょう。
  

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「hurry」「rush」「haste」 の違いと使い方

※ 本ページでは「自分が急ぐ」場合の表現を扱っています。
 人や物事を急がせる場合の表現については、
 別ページ “急がせる” 表現の違いについて をご参照ください。
  

hurry

「急ぐ」
  
※ 最も基本的で万能な「急ぐ」表現
日常会話で非常によく使われ、命令文・依頼文でも自然です。
  
※ 動詞・名詞(in a hurry)の両方で使えます。hurry up は「急いで!」「早く!」という意味で、相手に急ぐよう促すときによく使われます。
  
時間がない、間に合わせたいなどの理由で「急ぐ」ことを幅広く表します。
  
  
  
例:We need to hurry.(急ぐ必要がある。)
  
  
例:Hurry up or you’ll miss the last train!(急がないと終電に間に合わないよ!)
  
 ※ 命令文 + or =「さもないと〜」/ 命令文 + and  =「そうすれば〜」
  
  
  
◎ 状態として使う場合
  
例:Sorry, I’m in a hurry.(ごめん、急いでる。)
  
 ※ be in a hurry は、行動ではなく「今そういう状態にある」ことを表します。
  
  
  

rush

「急いで行動する」「慌てて向かう」
  
時間に追われているニュアンス
※ バタバタした切迫感が強い。
※ hurry よりも「余裕のなさ・焦り」が伝わりやすい表現です。
  
※「慌ただしく急ぐ」→ 焦りや勢いがあり、雑になることもある。
  
  
  
例:I rushed to the station.(駅に急いだ。)
  
  
例:I rushed out of the house without breakfast.(朝食も食べずに、慌てて家を飛び出しました。)
  
   
  

haste

「急ぎ」「急ぐこと」(名詞)
  
名詞として使われるのが一般的で、動詞用法は現代英語ではほとんど使われません。
※ 会話ではあまり使われない、書き言葉・フォーマル寄りの表現
in haste / in one’s haste to ~ などの形で、「急いで」「~しようと急ぐあまり」のように使われます。
  
  
  
例:He left in haste.(彼は急いで立ち去った。)
  
  
例:In their haste to leave for the airport, they forgot their passports.(空港へ急ぐあまり、パスポートを忘れてしまった。)
  
  
例:Haste makes waste.(急いては事をし損じる。〈ことわざ〉)
  
  
  
  

いろいろな「急ぐ」

hustle

「急いで動く」「さっさと動く」
  
口語的な表現で、特にアメリカ英語で使われます。
hustle! のように、ぐずぐずせず「急いで動く」「さっさと動く」というニュアンスで使われます。
  
  
例:We need to hustle.(急いで動かなきゃ。)
  
  
例:Let’s hustle!(さあ、急ごう!/ちゃっちゃとやろう!)
  
  
例:We gotta hustle.(急がないと。)
  gotta は have got to の口語表現。
  
  
  

dash

「さっと走って急ぐ」
  
短距離を勢いよく走る、動きがはっきり見える表現
※ 一瞬の行動・物理的な移動によく使われます。
  
  
例:I dashed to the station.(駅へ急いで走った。)
 ※ rush が慌ただしさや切迫感にも焦点を置くのに対し、dash は実際に素早く移動する動きが強く感じられます。
  
  
   

まとめ

◆ 一般的な「急ぐ」:hurry
◆ 慌ただしく・焦って急ぐ:rush
◆ 「急ぎ」を表す名詞・ややフォーマル:haste
◆ ぐずぐずせず急いで動く:hustle
◆ さっと走って急ぐ:dash
  
まずは hurry を基準に、状況や動きの違いに合わせて言葉を選べるようになると、英語表現はより自然で伝わりやすくなります。
  
  
Sometimes you need to hurry. Sometimes you just need to leave home five minutes earlier.
急がなければならない時もあります。でも、あと5分早く家を出ればいい時もあります。
  
  
  

おまけ

「急ぐ」に関連する英語表現
  

  • Don’t rush. …「慌てなくていいよ。」
    ※ 相手を落ち着かせるときに使う自然な口語表現。
      
      
  • It’s rush hour. / during the morning rush. …「ラッシュアワー/朝の混雑」
    rush(名詞)は、人や車が一気に集中する状態を表します。
      
      
  • There was a rush of customers after the store opened.(開店後、客が一気に押し寄せました。)
    ※ a rush of + 名詞 で、人や物事が一気に押し寄せたり集中したりする様子を表します。
      
      
  • Make haste! …「急げ!」
    ※ Hurry up! と同じ意味だが、やや古風・書き言葉寄りの表現。
      
      
  • Come on, hustle! ―「ほら、もっとキビキビ動いて!」
    ※ ぐずぐずせず、機敏に動くよう促すカジュアルな表現です。
      
      
  • She has a side hustle. …「彼女は副業をしている。」
    side hustle は、本業とは別に行う「副業」「サイドビジネス」を表すカジュアルな表現です。
      
      
  • Hustle culture is common these days. …「最近は“頑張り続ける文化”が一般的だ。」
    ※ hustle culture は、常に忙しく働き、成果を出し続けることを重視する価値観を指します。
      
      
      

間違いやすいポイント
  
 × I haste to work.
 ⭕ I hurried to work.
 ※ haste は名詞として使われるのが一般的で、動詞用法は現代英語ではほとんど使われません。
  
補足:動詞で「急ぐ」と言いたい場合は hasten を使います(やや文語的)。
 例:We hastened to leave.(急いで出発した。)

  
  
  
in a hurry / rush through / hurry to の違い
  
  
・I did my homework in a hurry.(急いで宿題をした。)
 →「急いでいる状態で宿題をした」ことを表します。
  
・I rushed through my homework.(宿題を急いで済ませた。)
 → 内容を細かく気にせず、急いで終わらせた感じ。「急いだ結果、雑になった」というニュアンスを含むことがあります。
    
・I hurried to finish my homework.(宿題を急いで終わらせようとした。)
 → 終わらせるという目的に向かって急いだことに焦点があります。雑さのニュアンスは含みません。
  

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