「be patient」「endure」「stand」など ☆“我慢する” 表現の違いについて

類義表現

今回は、「我慢する」を表す英語表現について学んでいきましょう。
  
「be patient」「endure」「stand」「put up with」「bear」「tolerate」などのほか、状況によって「我慢する」と訳せるさまざまな表現があります。
どんな場面で使うのか見ていきましょう。
  

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「be patient」「endure」「stand」 の違いと使い方

be patient

「辛抱する」「焦らず待つ」
  
patient は、「忍耐強い」「辛抱強い」という意味の形容詞です。
be patient で、焦ったり苛立ったりせず、辛抱して待つことを表します。
  
  
  
例:Be patient. The results will be announced soon.(もう少し辛抱してね。結果はもうすぐ発表されます。)
  
  
例:You need to be patient when learning a new language.(新しい言語を学ぶには、辛抱強く取り組む必要があります。)
  
  
  
※反意語としては、impatient(せっかちな)
例:I am impatient.(私はせっかちな性格です。)
  
  
  

endure

「耐える」「耐え抜く」
  
※ 苦痛・困難・つらい状況などを、耐えて乗り越えることを表します。
standput up with より硬く、ややフォーマルな表現です。
  
  
  
例:To become a professional athlete, one must endure years of rigorous training.(プロのアスリートになるためには、何年もの厳しい訓練に耐えなければならない。)
  
  
例:She endured the pain without complaining.(彼女は不平を言わず、その痛みに耐えました。)
  
  
  

stand

「我慢する」「耐える」
  

嫌な人・物・状況などに耐えることを表します。
  
※ 特に can’t stand 「~に耐えられない/~が我慢できない」 の形で日常会話でよく使われます。
  
  
  
例:I can’t stand being called that.(そんなふうに呼ばれるのは我慢できません。)
  
  
例:I can’t stand the noise anymore.(もうこの騒音には耐えられません。)
  
  
  

いろいろな「我慢する」

put up with

「我慢する」「耐える」
  
※ 不快な人・物・状況などを、嫌だと思いながらも受け入れて耐えることを表します。
日常会話でよく使われる表現です。
  
  
例:How do you put up with this heat?(この暑さ、どうやって我慢しているの?)
   
  
例:I’ve had to put up with my neighbor’s loud music every night.(毎晩、隣人の騒がしい音楽を我慢しています。)
  
  
  

bear

「我慢する」「辛抱する」
  
※ 「つらいこと・不快なことなどに耐える」という意味で、やや硬めの表現です。
  
bear with me / us は、「少し辛抱してください」「しばらくお付き合いください」という意味でよく使われます。
  
  
例:Please bear with us while we resolve the issue.(問題を解決するまで、しばらくお待ちください。)
  
resolve は、問題や課題などを「解決する」という意味で使われます。
「解決する」を表すその他の英語表現については、こちらの記事もご覧ください。
「解決する」の英語表現について
  
  
例:She couldn’t bear the pain any longer.(彼女はもうその痛みに耐えられませんでした。)
 ※ この場合は stand も使えます。bear は苦痛などを「耐える」というやや硬めの表現で、stand は特に can’t / couldn’t stand ~ の形で「~に耐えられない」という意味で日常的によく使われます。
  
  
  

tolerate

「我慢する」「耐える」「許容する」
  
※ 不快なことや好ましくない状況などに耐えたり、好ましくない行動などを許容したりすることを表します。
put up with よりややフォーマルな表現です。
  
doesn’t / won’t tolerate 〜 のように、否定形で「〜を容認しない」という意味でよく使われます。
  
  
例:I can’t tolerate his rude behavior anymore.(彼の失礼な態度にはもう我慢できません。)
  
  
例:The teacher doesn’t tolerate lateness.(その先生は遅刻を大目に見ません。)
  
  
tolerateput up with は、どちらも不快なことなどを「我慢する」という意味で使えます。put up with は、嫌なことを仕方なく受け入れて耐える日常的な表現です。一方、tolerate は「耐える」のほか、好ましくない行動や状況を「許容する・大目に見る」という意味でも使われ、ややフォーマルです。
  
  
  

「我慢する」と訳せることがある表現

日本語では「我慢する」と表現する場面でも、英語では状況によって別の表現を使うことがあります。
  

hold it / hold back

「我慢する」「こらえる」
  
hold it は、トイレに行きたいのを「我慢する」という意味で使われます。
hold back ~ は、涙や感情などが表に出ないように「こらえる」「抑える」という意味で使われます。
hold 単独を一般的な「我慢する」の意味で使うわけではなく、状況によって形が異なります。
  
  
例:I can’t hold it much longer.(もうこれ以上(トイレを)我慢できません。)
 
  
例:She tried to hold back her tears.(彼女は涙をこらえようとしました。)
  
  
   

go without / do without

「~なしで過ごす」「~なしで済ませる」
  
go without ~ は、必要なものや欲しいものがない状態で「~なしで過ごす」ことを表します。
do without ~ は、「~がなくても済ませる」「~なしで何とかやっていく」という意味で使われます。
※ 日本語では、文脈によって「~を我慢する」と訳せる場合があります。
  
  
例:We had to go without hot water for two days.(私たちは2日間、お湯なしで過ごさなければなりませんでした。)
  
  
例:I can do without coffee for a few days.(数日くらいならコーヒーなしで我慢できます。)
  
  
  

make do with

「~で間に合わせる」「~で我慢する」
  
※ 欲しいものや十分なものがないときに、手元にあるものを使って何とか間に合わせることを表します。
  
do without ~ が「~なしで済ませる」のに対し、make do with ~ は「代わりにあるもので間に合わせる」という違いがあります。
  
  
例:We didn’t have enough chairs, so we made do with some boxes.(椅子が足りなかったので、箱で間に合わせました。)
  
  
例:There was no fresh milk, so I made do with powdered milk.(牛乳がなかったので、粉ミルクで間に合わせました。)
  
  
  

一口コラム 🌱

💡 the last straw って?
  
  
the last straw は、それまで我慢していた人の「我慢の限界を超えさせる最後の出来事」を表します。
  
  
His rude comment was the last straw.(彼の失礼な発言で、ついに我慢の限界に達しました。)
  
  
That’s the last straw!(もう我慢の限界だ!)
  
※ 類似表現
 ・ I’ve had enough.
 ・ I can’t stand it any longer.
 ・ I can’t take this anymore.
   
  
  

まとめ

be patient:焦らず、辛抱強く待つ
endure:苦痛や困難に耐え抜く〈ややフォーマル〉
stand:嫌なことに耐える〈can’t stand ~ の形で日常会話に頻出〉
put up with:嫌なことを仕方なく受け入れて耐える〈日常的〉
bear:つらいことに耐える〈やや硬め〉
tolerate:不快なことに耐える/好ましくない行動を許容する〈ややフォーマル、否定形でもよく使われる〉
hold it / hold back:トイレなどを我慢する/涙や感情をこらえる
go without / do without:~なしで過ごす/~なしで済ませる
make do with:あるもので間に合わせる

ちなみに、「我慢できない」という場合には、can’t resist ~「誘惑などに抗えない・我慢できない」、can’t help it「自分では抑えられない・どうしようもない」といった表現もあります。
※ can’t help ~ing / can’t help it など、help の意味と使い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。→「help の意味と使い方」
  
同じ「我慢する」でも、何を・どんな気持ちで・どの程度我慢するのかによって、使う表現が変わります。それぞれのイメージをつかんで、状況に合った表現を選べるようになりましょう。
   
   
A little patience today can lead to great progress tomorrow.
今日の少しの我慢が、明日の大きな成長につながるかもしれません。
  
  
  
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英語は、単語の意味を覚えるだけでなく、実際の会話の中で「どんな場面で、どんな表現が使われるのか」を知ることも大切です。
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